|
|
日本の水道水の安全神話が崩壊
東日本大震災により、一時期、東北、関東の浄水場から放射性物質が検出されたことがニュースになりました。
この報道の影響で、スーパーなどで水が買い占められて品切れ状態が続くという異常事態が発生したのを覚えている方も多いかと思います。
政府からも「乳児への水道水の摂取は控えてほしい」という発表があったため、報道を見た多くの人が人体への影響を懸念しました。
検出された数値が人体にどのくらい影響を及ぼすのかは専門家でないかぎり分からないのですが、「人体に影響があるかもしれない」という恐怖は大きく、「世界一安全な水」といわれてきた日本の水道水の安全神話は一時的に崩壊してしまいました。
現在の放射能濃度は?
全国の水道の放射能濃度は公開され、日々更新されているので、住んでいる地域の水道水の最新状況は簡単に知ることができます。
宮城県や福島県など被災地を含む都道府県では、計測不能であったり、災害対策本部による独自調査の情報であることもあります。
現在では基準値を超える放射性物質が検出されることはありませんが、安易な買占めなどの行動をとらないよう、放射性物質の基準値と人体への影響度については知っておいたほうがよいでしょう。
基準値を超える報道があった場合でも、人体への影響を冷静に判断し、落ち着いて行動することが重要です。
乳児への影響と基準値について
2011年3月23日に東京の浄水場で、乳児の摂取制限の基準値をこえた放射性ヨウ素が検出されました。食品衛生法上の基準値は、「放射性ヨウ素が1キロ当たり100ベクレルをこえる水道水は、乳児へのミルクとして与えるのを控えるべき」となっています。
それに対してこのとき検出された値は210ベクレルでした。この数値がどれだけ危険なのかというと、「1年間、毎日1リットルの水を摂取した場合に健康への悪影響が出る」とのことです。したがって、乳児がよほど大量の水道水を毎日飲み続けなければ、すぐに健康に悪影響が出ることはありません。
ちなみにこのときの厚生労働省の発表では、成人の場合は1年間1リットル飲み続けても心配はないとのことでした。
|
|