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重水と軽水は何が違う?

「重水」「軽水」って何?

水は水素と酸素が結びついてできていることはご存知の通りですが、通常の水素より質量が2倍の「重水素」と酸素が結びついてできた「重水」という水があります。一方、普段私たちが生活用水として使用している普通の水のことを、重水に対して「軽水」と呼びます。
とはいえ、重水は自然界にほとんど存在しないため、普段の生活で出会うことはなく、生活で使用する水をわざわざ「軽水」と呼ぶことはほとんどありません。
「硬水」「軟水」など、健康を意識する上で知っておいたほうがよい水の分類はいくつかありますが、重水を私たちが食生活で摂取することはまずありませんので、こういった水の分類もあるとだけ覚えておけばよいでしょう。



原子炉で使用される重水

重水は、電気の伝導性や電気分解の速度が軽水とは異なっています。そのため、重水が使用されるのは原子力発電所の原子炉や、病院の放射線治療などであり、普段の生活で重水が登場することはありません。
仮に重水を大量に摂取してしまうと、生体反応に異常をきたしてしまう危険があります。
具体的な重水の使われ方としては、原子力発電所の原子炉において「減速材」として用いられています。もともと水素は高速中性子を熱中性子に減速させる能力が優れていますが、軽水は中性子を吸収してしまう能力が大きいため、中性子の吸収が少ない重水が減速材として重用されています。古くは第二次大戦のころから軍事目的で使用されていました。



私たちが普段使っている軽水

軽水は、普段の生活で私たちが使用している水のことです。自然界に存在する水もほとんどが軽水です。ごくわずかに天然水の中に重水も含まれていますが、非常に微量なため摂取しても健康に影響はありません。
医療では、軽水の中のごくわずかに含まれる重水素をさらに減少させた「超軽水」と呼ばれる水が使用されることがあります。この超軽水はガン細胞を抑える効果があると言われています。




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